鋼矢板Q&A

設  計
自立式鋼矢板壁の許容変位量は?
 許容変位量は構造物の重要度を考慮した上で、利用上支障のないように決定されるべきもので、各基準等によって異なります。各基準では天端の許容変位量を次のように示しています。
基準等 許容変位量
港湾の施設の技術上の基準・同解説(2007年)
 …日本港湾協会発行
永続状態・変動状態(L1地震動、船舶の牽引)での矢板天端の変形量照査の限界値として「想定される当該施設の利用状況を踏まえて適切に設定すること」と規定されている。
〔参考〕1999年の基準では、変形量の目安として常時5cm、地震時10cm程度としている場合が多いと記載されていた。
災害復旧工事の設計要領(2008年度版)
 …全国防災協会発行
頭部の許容変位量は常時5.0cm程度、地震時7.5cm程度で実施している例が多い。
土地改良事業計画設計基準「水路工」(2001年度版)
 …農業土木学会発行
鋼矢板頭部の許容変位は、壁高H1/40以内(0<H≦4.0)、10cm以内(4.0m<H)を目安とする。
漁港 ・漁場の施設の設計の手引き(2003年版)
 …全国漁港漁場協会発行
頭部の許容変位量は常時5cm、地震時8cm以内とする。