なお、ハット形鋼矢板は継手が壁体の最外縁に位置し、継手に鉛直方向のせん断力が作用しないため、継手効率による断面性能の低減は不要です。
当協会では、この継手効率に関する実物自立式鋼矢板壁の確性試験を実施しました。
その試験結果をもとに、護岸鋼矢板の継手効率の考え方について、“全国防災協会:災害復旧工事の設計要領”には次のように記載されています。
護岸鋼矢板の継手効率について(参考)
応力計算する場合の鋼矢板護岸(標準型・改良型を用いたもの鋼矢板単位幅当たり)の継手効率は、笠コンクリートや鋼矢板の根入れ等が十分確保出来る場合には当分の間断面二次モーメント(I)に関する継手効率をα1=0.8、断面係数(Z)に関する継手効率をα2=1.0とする。
ただし、Changの公式により最終根入れを決定する場合には断面二次モーメントはα1=1.0とする。