鋼矢板Q&A

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重防食鋼矢板とは?
 重防食鋼矢板とは特殊なポリエチレン又はウレタンエラストマーを厚膜ライニング(2mm以上)し、長期間防食機能が発揮できるようにした製品です。重防食鋼矢板はメーカーがライニングしますので、除錆、プライマー塗布、そして防食材の被覆と各工程が厳密に管理され、安定した品質が確保できます。また長年の研究成果をもとに決められたこれらの防食システムは、過酷な海洋環境を十分にシャットアウトできるよう、高い接着強度や耐衝撃強度を有しています。
 重防食鋼矢板の被覆範囲は、ある程度任意の位置が可能です。一般には、下図に示すような範囲の海側片面を被覆することが多く行われています。また、継手部近傍は打込み時に傷つく恐れがありますので右下図の範囲を被覆しています。
重防食鋼矢板の適用例
海水中の一部まで塗覆
海底面まで塗覆
継手部の被覆範囲

重防食鋼矢板はすでに全国各地の港湾や河川構造物に使用されています。
なお、当協会では、重防食鋼矢板を御使用になる際の一助として「重防食鋼矢板製品仕様書」を用意していますので、ご活用下さい。

重防食被覆面積

U形鋼矢板の被覆部の単位長さ当りの重防食被覆面積を下表に示します。1枚当りの重防食被覆面積は、該当箇所の数値に被覆長さを乗じて算出して下さい。なお、計画段階等において、概略の重防食費用を算出する場合には平均値をご利用ください。また、異形鋼矢板の重防食被覆面積については、別途形状に合せて算出してください。

凸型被覆
凹型被覆
型式 1枚当りの重防食被覆面積(m2/m/枚)
凸型被覆 凹型被覆 平均値
IIW 0.65 0.77 0.71
IIIW 0.72 0.84 0.78
IVW 0.75 0.87 0.81
VL 0.66 0.76 0.71
VIL 0.70 0.80 0.75