鋼矢板Q&A

施  工
鋼矢板の楔現象とは?
 砂地盤とくに一様な粒径を有する細砂層に鋼矢板を打込む場合、すでに打込まれた鋼矢板の継手内部に詰まった土砂が次の鋼矢板の打込みにともない脱水固結化して継手抵抗を著しく増大させ、ついには継手離脱にいたらせることがあり、これを楔現象とよびます。
 このような楔現象は鋼矢板を単独打ちする場合に多く生じますが、この対策としては次のようなものがあります。

① 鋼矢板の継手部に特殊な充填材をあらかじめ塗布または挿入するか、ウォータージェットを併用することにより砂が継手部に入りこんで栓効果を生じさせることのないようにする。

② 単独打ちを屏風多段打ちに切り替え、ならし打ち量を2~3mとすることにより、砂の固結度合いを少なくし打込み困難を解消する。

 鋼矢板継手内の土砂の侵入防止法としては、継ぎ手先端部に鋼片等を取り付けておく方法があります。