鋼矢板Q&A

施  工
鋼矢板施工時の共下り対策は?
 共下り防止策として、次の方法があります。

① 鋼矢板が傾斜している場合はこれを修正し、継手摩擦抵抗を低減させる。

② 軟らかい地盤の場合は、鋼矢板を計画打止め高さよりも高い位置で打ち止め、共下りの余裕をみておき最後に所定の高さまで打ちならす。

③ 共下りしつつある鋼矢板に隣接する既設鋼矢板同士との継手部を溶接するか、あるいは形鋼や鋼板を用いて溶接やボルト締めで数枚の鋼矢板を一体化するか、または隣接する鋼矢板を吊りながら打つ。

④ 打込む鋼矢板の非嵌合側の継手下端部に矢栓等を取り付け、継手部に土砂が入るのを防ぐ。

(余談ですが)
過去の実績から経験的に判断すると下図のような地盤(表層付近はN値が高く、鋼矢板打止め先端付近が軟弱な場合)では共下りを起こしやすい傾向があるようです。

P  = 既設鋼矢板に作用する外力
R1 既設鋼矢板の先端抵抗力
R2 既設鋼矢板の周面摩擦力+既設鋼矢板どうしの継手抵抗
R  = 既設鋼矢板の全抵抗力(=R1+R2)

P>Rの関係が生じた時に共下りが生じます。