① 打伸びのある場合には、建込んだ鋼矢板を押しつけるように、また、打縮みの場合に引張状態となるように、次の鋼矢板を建込む方法をとります。この方法は屏風建込みの場合に有効であり、鋼矢板20~30枚毎に打伸び、打縮み量をチェックしながら建込みを行えば、正規の施工延長が得られます。
② 打伸び、打縮みを生じさせる原因が鋼矢板施工時の回転・蛇行の場合は、導梁と鋼矢板の間に適当なスペーサを挿入すれば、陸打ちの場合に効果があります。
(余談ですが)
上記の方法にもかかわらず打伸びが生ずる場合は、正規の鋼矢板の有効幅より小さい幅を有する異形鋼矢板を、また打縮みが生ずる場合は、正規の鋼矢板の幅より大きい幅を有する異形鋼矢板または追加鋼矢板を複数枚用いて、打伸び、打縮みを修正します。このとき合わせて傾斜修正も行える異形鋼矢板とすることも多く行われています。
また、鋼矢板の傾斜が打伸び、打縮みの原因となることがありますので、Q「鋼矢板施工時の傾斜対策は?」もご参照下さい。