(1)打撃工法の場合
一般的には、適切なハンマを使用し、適切な施工管理をすれば最小板厚でも杭頭座屈を起こすことはない。ただし支持層が硬い、中間層を打ち抜く、支持層が深いなど、打撃回数が増える場合や、ハンマを大きくせざるを得ない場合などは、最小板厚では座屈や変形を起こす恐れがある。そういった場合、板厚の決定はSt.Venant(サン・ブナン)の式やSmith(スミス)の式などによる検討をするのがよい。
なお、杭頭の座屈防止に補強バンドを用いる事が考えられるが、補強バンドの溶接部で応力集中が生じ、座屈防止の効果は少ない。
(2)中堀り杭工法の場合
打撃工法と異なり静的な力で鋼管を圧入するので杭頭座屈を起こすことはない。したがって最小板厚としてよい。