油圧ハンマの騒音は、表-1に示すように、施工位置から30m離れた地点で騒音規制値である85dBを超えるレベルとなり、施工機械(ラム重量8t級)によっては、施工位置から7m離れた地点で100dBを超える騒音レベルを示すデータもある。
表-1 騒音比較(30m地点での比較)
| 抗打ち工法 (30m地点での比較) |
騒音レベル (ホン) |
場所 |
| ディーゼルハンマ 油圧ハンマ モンケン バイブロハンマ アースオーガ 中堀り杭工法 プレボーリング工法 |
130 | |
| 120 | ||
| 110 | ||
| 100 | ガード下 | |
| 90 | 地下鉄車内 バス車内 平均的な街頭 |
|
| 80 | ||
| 70 | 静かな街頭 静かな事務所内 静かな住宅地の昼 静かな住宅地の夜 |
|
| 60 | ||
| 50 | ||
| 40 | ||
| 30 |
バイブロハンマ施工時の騒音測定結果を図-1に示す。バイブロハンマの騒音は、打撃式ハンマよりはるかに低く、騒音規制値である85dB以下になる減衰距離は10~15m程度である。

図-2 騒音測定結果(バイブロハンマ)
騒音の予測方法としては、「鋼管杭の騒音振動低減工法 (鋼管杭協会編 山海堂)」や「道路環境影響評価の技術手法 第2巻((財)道路環境研究所)」に音の伝搬理論に基づく計算方法による予測方法がある。参考までに、音の伝搬理論に基づく計算方法による油圧ハンマの騒音レベルの予測値の試算結果を以下に示す。この結果から、騒音規制法の規制値を下回る為には50m以上の離隔が必要であることが分かる。
| 距離 (m) |
騒音 (dB) |
| 25 | 93.5 |
| 50 | 87.5 |
| 100 | 81.5 |
ただし、騒音の感じ方は人それぞれであり、風向きによっても騒音の発生レベルが異なることから、たとえ基準値を満足した値でもクレームが発生することもある。